大阪・北摂『まきた訪問鍼灸治療院』

医療・介護業界についてや、興味のある事についてなど書いていきます。あと宣伝も。

ふれあいサロン

多くの地域で行われてきだした高齢者のふれあいの場。月2回~週1回程度地域の会館や集会所で行われています。内容は2~3時間ほどで100円でコーヒーなど飲みながらお茶菓子を食べたり、体操や脳トレ、レクリエーションを行っています。時折、保健師歯科医師また落語家の方がこられ、お話していただいたりします。高齢者の町のコミュニティとなっており健康にもつながっています。(総合事業でいうところの通所型サービスB)

 

余談ですが他の高齢者の町のコミュニティといえば何が思い浮かぶだろうか?

病院の待合

整骨院

んん~喫茶店?公園?カラオケなどの習い事教室?

あまりありませんよね。

あらたなコミュニティ作りのひとつとしてふれあいサロンは作られ始めています。

※個人的な意見ですが、はじめに出た病院や整骨院が一部の人のコミュニティになっていることが医療費が多くなっている原因かなと考えています。

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話はふれあいサロンでの私の取り組みになりますが、私は3月より週1回ボランティアとしてそこでお手伝いさせていただいています。高齢者とお話をしていろいろと勉強させていただいています。時折前に立ってレクリエーションや脳トレを一緒にしています。前に立って何かをすることは前職でしていたので慣れたもんでした。

サロンに来ている方はみなさん元気で健康に対しての意識も高いです。一度私の専門分野の東洋医学鍼灸についての事もお話させていただきました。資料は下の物を手作りして持っていきました。内容はさらっと見てください。(指摘されると恥ずかしいので)

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1度用事でボランティアにいけず2週間ぶりに行くと、その内容を覚えてくださっており質問をされたり、あれを今続けてやっており少し調子がよくなってきた気がするとお言葉を頂いたりしました。すごくうれしいですよね。また何か違うネタ今度しますね、と答えさせていただきました。

 

経験者として、集団の対応方法について少しお話させていただくと、

対応はかなり難しく、単にみんなの平均的な事をすればいいというものではありません。というか平均的で平等なことは不可能です。得意不得意があったりするので、その日誰かにターゲットを絞りその人が気持ちよくなれる事をするほうがいいのです。それ以外にもいろいろなコツはありますが、大前提これを考えておかないとネタなんか思い浮かびません。

 

高齢者がいつまでも元気でいられるひとつの方法が、活動性を高めてあげる事だと私は考えています。ふれあいサロンというコミュニティに高齢者はさまざまな物を求めにやって来ます。自分の存在価値、仲間意識、健康、他者との関わりなど(マズローの欲求の欠乏欲求)

それに答えてあげる事が継続してサロンにきて、活動性を高めることに繋がります。

 

サロンは地域の福祉委員の方やボランティアの方で成り立っています。その方達も決して若くはありません。何年ヶ後には手伝う事もできなくなる可能性もあります。すると若い担い手がいないと存続の危機に陥ります。今後今の体制で続けて存続できるのか、ビジネスとして進化させ継続してできるようにしていくべきなのか、はたまた消えてなくなってしまうのか。

サロンの存在価値がどのくらいのものなのか、今後問われてきますね。

 

まだでき始めたところで先の事を考えても不安しかないので、今楽しみにしている人がいるという事実があるので、できることはしていこうと思います。

 

PS.サロンなどに来ていても実は集まりなど嫌う方もいます。その人が本当に求める物が何なのかよく考える必要があります。